大阪府大阪市北区曾根崎2-5-20 お初天神ビル2F
TEL:06-6311-8855
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営業時間:16:00〜23:00
定休日:なし
今月ご紹介するお店は、「地焼酎とそば、京風おでん」の三間堂(さんげんどう)さんです。首都圏と大阪に26店舗を展開する、純和風の居酒屋。うたい文句のとおり、主役はそばとおでん。居酒屋さんとしてはちょっと珍しいですね。
お初天神(露天神社)のすぐ脇にある「お初天神ビル」の2・3階が三間堂です。こちらは
2階のカウンター席。
同じく2階のテーブル席です。けっこうこぢんまりしています。
3階はすべて座敷でした。仕切りを外せば、宴会もバッチリですね!
さてさて。早速、三間堂さんのおすすめ料理を順にいただいてまいりましょう。コンロに載せられたお鍋が出てきましたよ。一体何でしょうかね?
【おでん盛り合わせ 七種】819円(単品は120円〜)
ジャーン! 主役の一つ、おでんでした! 通常は器に盛られて出てくるのですが、お客様から「せっかくだから最後まであったかいおでんを食べたい」との声が多かったため、冬場に限りこのようにお鍋で提供しているそうです。うーん、実に細やかな心遣い。
この澄んだダシをご覧ください。“京風”というだけあって、とても上品な味にととのえられています。でも、だいこんにもこんにゃくにもしっかり味がしみていて、かみしめるたび、体中にあったかいダシがしみていく感じ……。
半熟たまご(単品価格180円)、はんぺん(180円)、こんにゃく(120円)、だいこん(120円)、一口がんも(120円)、焼きちくわ(120円)、ひじき豆富(150円)、の7種です。ちなみに取り皿の奥にあるのがひじき豆富ですよ。
からしとゆずみそが出てくるんですが、筆者はおでんにゆずみそという発想がこれまでなかったので、新鮮でした。とくにだいこんにつけると、シンプルな味にゆずが香っておいしさ倍増でしたね!
【旬の盛合わせ】1,554円(2〜3人前)
次はお刺身。筆者はどんな居酒屋へ行っても必ずお刺身を注文する、大の刺身好きです。今回ももちろんいただきます。
氷を敷きつめた器に竹筒の器と竹を割ったお皿。なんて粋なんでしょう。奥にランプのように見える白いものは、だいこんを薄く切ってつくられた照明なんです。目に楽しいお料理って、いいですね〜。
もちろん、甘エビもマグロもブリも、文句なしの新鮮さでした。
上【板そば】504円/下【だったんそば】609円 ※大盛は各400円プラス
さあ、そろそろ〆に向かいましょうか。三間堂で〆といえば、ご飯もの……ではなーい! そばですよそば、当店のもう一つの主役であるそば以外にありえません。
この2種類のそばの違い、写真でわかります? 上は普通の「板そば」で、下の少し黄色っぽいそばは、三間堂名物「だったんそば」です。

左が「だったんそば」、右が「板そば」のアップです。ツヤツヤして見るからにおいしそうです。「だったんそば」とはどんなそばなのか、料理長さんに聞いてみました。
「ルチンが通常の100倍含まれている『だったんそば粉』を使ったそばです。ルチンというのは、そば特有のポリフェノールのことですね。ルチンには、体内の活性酸素を減らして血をサラサラにする働きがあるんです」。
100倍ですか〜! これは、美容と健康のため、ぜひたくさんいただいておきましょう!
さて「だったんそば」と「板そば」の違いは……。主に“食感の違い”だと思います。「だったんそば」のほうがより弾力に富み、もちっとしているように感じられました(あくまで筆者個人の感覚です)。香りも、普通のそばより強いような気がしました(しついこいようですが、あくまで筆者個人の感覚です)。
そしてこのそばつゆがまた、おいしいんです。かつおの風味がとっても濃厚で、そばをすすったらそれが鼻腔を心地よく刺激するんですよ。もう、気の済むまでズルズルすすりまくりたい気分にさせられます(笑)。
〆の〆は、やっぱりそば湯。ざるそばでも、最後にそば湯を飲んだらとってもあったまります。
「来てくださったお客様に喜んでいただけるよう、心をこめてつくっています」と料理長さん。地酒や地焼酎もおすすめのものが多いそうですが、料理長さんのイチ押しは出羽桜(580円)とのことでした!
おいしいおでんとそば、ごちそうさまでした!