大阪市北区曽根崎2丁目8-13
TEL:06-6316-5010
お問合せの際は「おはてんグルメブログ」をみたと言うとスムーズです。
営業時間:月〜木・日 17:00〜24:00、金・土 17:00〜02:00
定休日:無休
TEL:06-6316-5010
「お肉で一番好きなのは?」と聞かれれば、筆者は即答します。
「鶏肉!!」と。
今日は、宮崎県の地鶏が食べられる居酒屋さんにお邪魔します。「塚田農場 梅田お初天神通り店」さんです。
塚田農場……? なぜ「農場」……?
それは、農場だからです! いやホントなんですって。
「塚田農場」さんは「みやざき地頭鶏」を自社農場と契約農家から直接購入して、このお店で提供しています。つまり新鮮な宮崎の地鶏が、生産者(農場)からダイレクトに私たちのところに届いているのです。
「みやざき地頭鶏」、通称「じとっこ」は、宮崎県が定めた厳しい生産条件を満たした、限られた農家にしか出荷されない幻の地鶏。
このお店では、「じとっこ」をはじめ、宮崎を中心とした九州の食材や、宮崎の郷土の雰囲気を味わうことができます。
カウンター席。すぐ目の前で焼いています。
宮崎県民はお祭り好き。だから店内も、「お祭り」をテーマにしたしつらえなのです。ちょうちんや裸電球に、浴衣姿の店員さん。内装に使われている木は、解体された建築物の部材を宮崎から運んできて再利用したものです。すごいこだわりですね!
【お通し 新鮮なキャベツときゅうりのざる盛り】380円
「お通しです!」と、ザックリ切られたキャベツ&きゅうりがやって来ました。
「この野菜には、当店自慢の秘伝味噌をつけてお召し上がりください」と、メガネ男子店長。
そう、「塚田農場」には秘伝の味噌があるのです。テーブルにさりげなく置かれている茶色の壺。一体どんな秘伝味噌なのですか?!

オリジナルの「壺味噌」です。「壺味噌」は、宮崎産の麦味噌をベースに、17種の九州由来の野菜や調味料を入れてつくられた「塚田農場」だけの秘伝味噌。非売品です。
鹿児島の桜島大根や高菜、宮崎のいりこ、大分の大葉、九州のにんにく、カシューナッツ、金胡麻、などなど……!
そして極めつけは、お味噌を大きな壺で実際につくっている“おばちゃん”の愛! 地元でつくられている壺味噌は、“おばちゃん”の手計りで材料が投入され、2メートルのしゃもじでまぜられ、手間ひまかけて、愛情込めて、仕上げられるのだそうですよ。
甘みと塩加減のバランスといい、多様な材料のうまみが凝縮されたコクといい、絶品です。これ、絶対ご飯にも合いますね!

【チキン南蛮】680円
こんもりと盛り上がったタルタルソース。やっぱりチキン南蛮はこうでなきゃ。
チキン南蛮は宮崎の郷土料理で、宮崎が発祥の地だって、ご存じでしたか? 筆者は不勉強なもので、全く知りませんでした。
この特製タルタルソースの質感の素晴らしさが分かります? 一からお店で手づくりされたものです。ゆでた卵の白身と黄身のつぶつぶが、手づくり感たっぷり。
ソースのほんのりとした酸味が、唐揚げにからめられた甘酢とマッチ! おいしすぎて箸が止まりません。
【じとっこたたき ネギまみれ】780円
じとっこのむね身のたたき。ネギごっそり! たたきと同じくらいの量ですね。
「塚田農場」さんの看板食材、じとっこです。
透き通った色ツヤ、もちっとした弾力を感じる肉質、くせのないあっさりとしたうまみ。あっさりなのですが、かめばかむほどにコクが感じられます。
さすがは幻の地鶏です。
このたたきはポン酢もポイント。宮崎のみかん「日向夏」を使った特製の「日向夏ポン酢」。とにかく香りが濃い! 天然果汁そのものの味が出ていて、みかんのビタミンが体にしみわたるような、強い存在感のポン酢です。

そんなにポン酢アピールをされちゃ、ネギだって黙ってはいませんよ。
ネギはなんと! 林種男さんの京都九条葱なのですから!
え? 誰かって?
失礼しました。ご紹介が遅れました。林さんは京都・九条葱の生産者の方です。
林さんが精魂込めて育て上げた、あまーい密がしたたり落ちる九条葱、じとっこのたたきにひと味もふた味も添えてくれます。
【じとっこ炭火焼(中)】1,280円(大は1,980円)
「塚田農場」1番人気の名物料理です。これ、けっこうレア焼きなんです。これは、じとっこのうまみがもっとも堪能できる焼き加減なのだそうです。
じとっこは、完全に火を通してしまうと身が固くなり、本来のおいしさが味わえないため、たたきやレア焼きで楽しむのが一番よいのです。
炭火の香りが香ばしい! ゆずこしょうをつけると、また違う味わいですね。
炭火で一気に焼き上げます。こんな感じです。
↓ ↓ ↓
ファイヤーーーーーッ!!!
「生産者の思いを伝えるのが私たちの仕事。農場の方々が丹精込めて育て上げたおいしいじとっこや野菜を、ぜひ味わいに来てくださいね!」と、メガネ男子の蜷」吉史店長(後列右)。明るくステキな店員の皆さま方、ありがとうございました。
おいしいお料理、ごちそうさまでした!!