
(2F)午後6時〜午前0時
【定休日】無休
【電 話】06-6361-4708
【住 所】大阪市北区曾根崎2-13-20
【H P】大衆酒場松屋HP
のれんをくぐると、調理場を囲むようにぐるりとカウンターがあり、お店の人と客が向き合って、お互いの動きや表情を確かめながらコミュニケーションできるような形になっている。しかも、カウンターの上には、たくさんの大皿料理がズラリ。それを眺めるだけでもお酒が飲めそうな気分になるから不思議。そして、壁一面にはなんとも味わいのある文字で書かれたご主人直筆のメニューがびっしりと並び、その数なんと100種類以上。昭和にタイムスリップしたような空間は、まさに「大衆酒場」の名にふさわしい空間かもしれない。そんな「大衆酒場 松屋」は、この地でお店を営んで間もなく50年になるという。「これからも商店街がどんどん賑やかになればエエなぁ」とご主人。
実は「松屋」の朝は早く、なんと朝9時からの営業! 鉄道や警察、郵便関係など、夜勤明けのお客さんで大いに賑わう。しかも、ほとんどのメニューが300円から500円の間に設定されており、「ビールとお造りの他に料理を1〜2品注文して、サッと飲んで食べて、サッと店を出るというスマートなお客さんが多いね」とご主人。また、最近は女性の一人客も多いのだとか。
今回は、常連さんの気分でご主人にメニューをお任せして、おすすめの料理をお願いすることに。
【お造り盛り合わせ】1,000円

ご主人自らが、毎朝市場に足を運んで目利きしてきた魚たちが登場する。お造りは「松屋」の看板メニューと言えるだろう。盛り合わせは、ご主人が選んだおすすめの魚たちが一皿で味わえると人気だ。取材当日はトビウオ、ヒラメ、カンパチ、たこ、クジラの5品。
脂が乗っていて、醤油に少しつけると新鮮な脂で醤油の表面がキラキラと光る。ちなみに10月はヒラメ、アジ、クジラ、剣先イカ、サバなどが旨い時期なのだという。
【赤ウインナー】350円

赤いウインナーを素揚げしただけのシンプルな一品。ご主人も「なんでこれが人気あるのかわからん」とおっしゃるぐらい、初めてのお客さんも常連さんも関係なく、ほとんどのお客さんが注文するというから驚きだ。
でも、食べてみればわかるのだが、人気メニューだというのも頷ける。一口ほおばるとなんとも懐かしい味わいで、その上お酒ともマッチする絶妙の塩加減なのだ。ぜひ味わってもらいたい。
【どて焼き】350円

「大阪以外の人は“大阪=どて焼き”のイメージがあるみたいやね」とご主人。初めて「松屋」を訪れるお客さんの注文率が高い一品。甘めの味噌で煮込まれて柔らかくなったホルモンは、ビールにも日本酒にも相性抜群。でも、思った以上にあっさりした味に仕上がっているから、とても食べやすい。一味のピリ辛が、良いアクセントになっています。
実は「常連さんはあんまり注文しはらへんねんなぁ」とご主人。なぜ注文しないのか、謎ですね…ウマイのになぁ。
【ポテトサラダ】400円

しっかりとした味付けなのに、しつこくないポテトサラダ。何か作り方に秘密があるのか、ご主人に聞いてみると「最初から全部手作りやねぇ」との答え。最近の居酒屋は出来合いのものをそのまま出したり、出来合いのものにお店で何かを加えて出している店が多いのだそう。「松屋」はポテトサラダに限らず、すべてのメニューが全部手作り。だから食べ飽きないんです。ところどころで感じるジャガイモの食感が、良いアクセントになっている。ビールとも案外マッチするから不思議ですね。
【串カツ】350円

サクッと揚げられた串カツ。一口で食べるのに苦労するほどの大きな串カツが、3本で350円とはなんともリーズナブル。熱いうちにハフハフ言いながらビールと味わうのが吉。脂のおいしさが口の中に広がる感じを楽しみながら味わって。
常連さんになると、何も注文しなくてもいつも頼む一品が出たり、おすすめのお造りが出たりするようになるという。「いつも来る人は、どの料理を注文するかを考えるのが面倒らしいから」とご主人。その域まで到達したら、「松屋」の常連になれたということかもしれない。
実は2階と3階があり、2階には常連さんが多いという小さなカウンター席とテーブル席、3階には団体にも対応できるお座敷になっている。

1階で顔なじみになったら、ぜひ2階や3階も利用してみたい。
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曽根崎お初天神通り商店街公式HP


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